CONCEPT
ばあちゃん家の想い
懐かしいばあちゃん家をお店にしました。
鹿児島のみやげ話になればうれしい限りです。
どの菓子屋にもあるのに決して主役になれなかった最中。
その最中が主役になりました。
昔ながらの手作りで作ったあずき餡を、米粉の香ばしい皮で包みました。
もらって思わず笑顔になるような、かわいらしい色や形、季節を感じる味や香りなどさまざまな最中を、素材にこだわりご提供しています。


餡へのこだわり
すべての菓子は餡に始まる、最中の味は8割がた餡で決まると言われています。
蒸籠、杓文字、さはり(銅製の鍋)、きんとんふるいといった昔っからの職人道具を使い、経験と勘で練り上げたばあちゃんの餡にはこだわりがいっぱい。
小豆にこだわり、産地を選び、良い材料を仕入れ、厳しい目で選別し、手間と時間をかけ練り上げる。
餡が旨いから「ばあちゃん家」の最中は旨い。
ばあちゃん家の餡が出来るまで
原料は産地を選び、粒の
揃った小豆を丁寧に洗う。
一度目は、ゆっくりしっかり
煮込み、あくの出た煮汁から
水を変え、今度はふっくらと
煮込む。
炊き上がったら蒸らす。
砂糖を水で溶かし、
煮立った蜜に煮豆を入れる。
強火でやさしく混ぜながら
ふっくら炊き上げる。炊き上がったらじっくり寝かせて「ばぁちゃん餡」の出来あがり!

最中種へのこだわり
最中は、皮と餡だけのシンプルなお菓子。
シンプルだからこそ、手作りで丁寧に作り上げています。
米粉で作った薄い皮は、焼きあがりの風味が格別。
精米、製粉した生粉はもち米の特性が生きているうちに種に仕上げます。
「ばぁちゃん家」の最中種はぱりっとした食感を活かすためつかずに捏ねた餅を使っています。
ばあちゃん家の最中の皮が出来るまで
捏ねた餅を薄く延ばして、餅の裁断に丸く研いだ包丁で裁断する。
皮1枚分の大きさに切って
焼き型に入れる。
焼き型に挟んで焼き上げると
何故か丸くなる。
バリを落として出来上がり。
最中の由来
池の面に 照る月なみを数うれば 今宵ぞ秋の最中なりけり
平安時代の拾遺和歌集にある源順の歌が最中の由来とされ、餡を挟んだ薄い丸餅を「最中の月=池に映った満月」に見立てたのが始まりと云われています。